カンコー学生服は6月27日、「BRING」を運営するJEPLANと協働する、循環型社会を学び実践する「制服・体操服の循環型プロジェクト」において、福岡県福岡市、北九州市、宗像市、群馬県沼田市、滋賀県彦根市との連携を発表した。学区内の設置の同意を得られた公立中学校・高等学校で、BRINGの衣類回収プラットフォームを通じて不要になった制服や体操服の回収を開始し、リサイクルにつなげ、資源の循環を目指す。
BRINGは、資源循環の技術や仕組みを持つJEPLANが運営する「服から服をつくる」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランドで、不要な衣類の回収を行っている。回収した衣類はリユースまたは素材ごとにリサイクルし、新たな服等の原料や服として⽣まれ変わる。
「制服・体操服の循環型プロジェクト」は、カンコー学生服とBRINGが連携し、思い出が詰まった制服や体操服を、捨てるのではなくリユース・リサイクルする、サーキュラーエコノミーを目指す取り組み。制服・体操服を捨てることなく循環していくための回収からスタートし、将来的には、再生原料「BRING Material」を使用した何度でも循環する制服や体操服の開発を目指している。
設置するオリジナル回収ボックス
未来を担う子供たちに向けた衣類に係る資源循環の授業として、セミナーや講義を通じて「回収した制服をどのように循環させるのか」等を伝え、子供たちが主体的に考える学びの機会提供することを目的としている。
両社は昨年11月より本プロジェクトを開始、愛知県や大阪府の中学校・高等学校との取り組みが既にスタートしてしている。
今回新たに５自治体で、設置の同意を得られた中学校や高校に、オリジナル回収ボックスを設置し、制服、体操服の回収を実施することとなった。
