APU、学校推薦型選抜の出願資格としてAI搭載英語学習システムを導入

2024年6月16日

立命館アジア太平洋大学（APU）は、2025年度学校推薦型選抜においてMagniLearn（マグニラーン）社が提供するAIを活用した英語学習システム「GET Test & Learning System」を日本の大学で初めて取り入れると発表した。

同学では専門科目の95％以上を日英2言語で開講し、学生の約50%を占める国際学生とのコミュニケーション等、日本人学生も日常的に英語を使用している。今回、新たな取り組みとして、学校推薦型選抜の出願資格の１つとして本システムを通じて英語学習を行う「GRAB Program」を導入する。

◼️プログラムの概要

名称：入試接続型学習プログラム「Get Ready for APU English Boost Program(GRAB Program)」
対象：学校推薦型選抜（指定校）志願者
対象学部：アジア太平洋学部・国際経営学部・サステイナビリティ観光学部
期間：2024年10月～2025年2月（予定）※出願前に申込および学習を開始する
内容：申込後、英語力判定テストで受講者の4技能をAIが判定。受講者のレベルに合わせてAIが問題の難易度を調整し、パーソナライズされたカリキュラムを提供することで弱点を克服する

◼️AIを使った高大接続で、大学での学びへの移行をスムーズに

学校推薦型選抜は、出身学校長の推薦を受け、同学を専願（合格した場合に入学を確約）する者を対象としている。当該選抜方式の志願者が本プログラムでの英語学習を通じて、入学後の学修や課外活動に主体的に取り組むことを期待しているという。

同学では、今年3月に学校推薦にかかる高校の課題・問題意識の把握等を目的に学校推薦型選抜に関するアンケートを全国の高校等に実施した。その中で、高校側の課題としても、合格後の学習習慣や学習意欲の低下をあげた高校が多数あったことや大学への要望として入学前教育の実施が多くあげられた。「GET Test & Learning System」では、学習時間や正答率、英語レベル等が可視化されるため、必要に応じて高校とも連携をしながら学習促進を図り、大学での学びにスムーズに移行できるようサポートを行う。