広島県は、AIなどの技術革新を踏まえ、デジタル技術を使いこなすためのリテラシーの底上げを図り、社会や企業の課題解決にテクノロジーを活用できる人材の育成を目的としたプログラム「ひろしまAI部」を6月25日から開始する。それに伴い、本事業を実施する産学官で構成する「ひろしまAI部運営コンソーシアム」が発足、6月13日、広島市内で発足式が執り行われた。設立会員には広島県および県教育委員会をはじめ地元企業25社が参画、6月11日時点で県内の国公私立高等学校18校が参加している。
高校生を対象に、企業の社員等がコーチとしてAIの基礎を教えることで、社会や企業の課題解決にテクノロジーを活用できる人材を育成する教育プログラム。オンデマンド講座及び実験・演習や、コーチによるオンラインでの指導・助言を実施、年間の成果を競い発表する場やAIに関するワークショップ等のイベントも開催する。
本プログラムによって、高校生から大学や企業で学ぶAIリテラシーの一部を先取りできるほか、積極的にDXを推進する地元企業への認知や職業への関心を深める機会にもつながる。