デジタルハリウッドはこのほど、高等学校情報科「情報Ⅱ」「情報Ⅰ」に対応した、問題の発見・解決に向けて情報システムや多様なデータを活用する力やコンテンツを創造する力を育む学習パッケージを提供開始した。DXハイスクール採択校向け。
価格は、1校1,320,000円(税込/年度)。1校あたりの受講生徒人数の上限はなく、全学年での利用が可能。教職員には研修などで利用できるよう無償で提供する。
2023年度に新設された高等学校情報科の選択科目「情報Ⅱ」は、必修科目である「情報Ⅰ」を基礎にさらに高度なITスキルを学ぶ発展科目だ。主な内容にはデータサイエンス、情報システムの設計・運用、プログラミング、デジタルコンテンツ制作などが含まれ、現代社会で必要とされる情報技術の知識を身につけることを目指している。
「情報」必修化の背景には、年々需要が増しているDX人材育成の必要性がある。しかしながら現状では、教育現場の対応の遅れが課題となっており、指導体制やICT設備、教員の専門性向上など迅速な対応が求められている。そこで同社は、学習指導要領解説編の「例示」(情報Ⅱ)(情報Ⅰ)に対応した、Pythonプログラミング等による課題解決力の基礎の育成パッケージを開発するに至ったという。
本パッケージでは、主にPythonプログラミングを取り上げている。制御構造とデータ構造、基本アルゴリズムの基礎を学び、プログラミング思考を身につけるとともに、データ処理のためのツールとして、統計処理、テキストマイニングの入門的なプログラムも扱う。これらを通して、問題の発見・解決に向けて情報システムや多様なデータを適切かつ効果的に活用する力やコンテンツを創造する力を養成する。
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デジタルハリウッド株式会社 まなびメディア事業部:細野
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