地形図のある学校図書館の創設実行員会(一社・地図協会と一財・日本地図センターの共同運営)は、全国学校図書館に政府刊行基本図(地形図)を備え置くことを目的としたパイロット事業を昨年度より実施している。2年目となる今年度は10校のモニタリング校を追加公募することとし、モニタリング調査に協力可能な、紙地図の利活用に興味のある学校を募集している。公募で選定されたモデル学校図書館には、約10万円相当の地形図等セットを無償で提供する。
募集対象は北海道・東北・北陸・中国・四国・九州地方にある小学校・中学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校の学校図書館。地形図を使った授業に取り組める教諭及び学校司書又は司書教諭が配置されていることなどの条件がある。
本プロジェクトでは、モデル学校図書館に対し、地形図等セット(地域の最新地形図、地域の旧版地形図、撮影年代ごとの地域の空中写真や衛星画像、これらの利活用方法を記した解説冊子等で構成されるプロトタイプ教材)を送付・配備し、利便性に関する意見や感想の収集、児童・生徒の利活用状況に関する効果検証のための調査を行う。
募集期間は6月7日17時まで。6月21日までにモニタリング校を決定し、8月1日から来年3月28日までがモニタリング期間となる予定。
◆募集要項・応募様式はこちらからダウンロードできる
「地形図のある学校図書館の創設」実行委員会事務局
一社・地図協会(事務局:内外地図(株)(地図協会会員))
e-mail:hanbai@naigai-map.co.jp
または
一財・日本地図センター
e-mail:chizukan@jmc.or.jp