菅公学生服は5月28日、中高校生を対象に実施した「新入学時の制服購入状況」についての調査結果を公表した。それによると、近年は家庭の洗濯機で洗える学校制服が増えていることが明らかになった。調査は今年4月、全国の中学・高校1年生の入学時に制服を購入した保護者1,800人にインターネットを介して実施した。
2024年4月の新中学・高校生が購入した制服は、「家庭の洗濯機で洗える」(全体57.4%、中学生59.3%、高校生53.5%、男子58.7%、女子56.1%)という制服が半数以上を占め、その中でも、中学生と男子の制服は、6割近くが家庭の洗濯機で洗えるタイプという結果だった。
また、購入した制服が家庭の洗濯機で洗えるかどうか「わからない」(全体24.6%、中学生23.3%、高校生27.0%、男子23.4%、女子25.7%)という回答もみられ、新中学・高校生の保護者の4人に1人が購入した制服(上着)の家庭洗濯可否を知らないという状況だった。
家庭洗濯が可能な制服を購入した保護者が、家庭の洗濯機で制服を洗うことへの不安は、「型崩れ」(男子63.1%、女子65.3%)が最も多く、続いて「生地が傷む」(男子36.6%、女子43.6%)、「縮み」(男子35.8%、女子40.6%)、「色落ち」(男子30.9%、女子31.1%)、「シワがよる」(男子25.9%、女子31.3%)、「(翌日までに)乾くかどうか」(男子15.5%、女子15.2%)などの不安がみられた。不安内容については、男女間での大きな差はみられないものの、女子の制服のほうがやや不安という声が多い。
入学前に戻って制服の買い直しができるとしたときに、新中学・高校生の保護者が制服購入で重視したいことは、「家庭の洗濯機で洗える」(男子26.0%、女子26.1%)、「サイズ」(男子23.0%、女子20.3%)、「シワになりにくい」(男子21.0%、女子19.7%)、「形態安定(洗濯後のアイロンがけ不要)」(男子17.2%、女子15.3%)といった洗濯・お手入れとサイズに関することが、制服購入の買い直し時のポイントとしてあげられた。一方で、「特にない」(男子33.8%、女子32.8%)という回答は3割を超えていた。
▶︎調査の詳細はこちら