ソリトンシステムズは5月13日、端末にデータを残さないセキュリティブラウザ製品「Soliton SecureBrowser」の Chromebook 対応版「Soliton SecureBrowser on Chromebook」の提供を開始した。これにより同製品は、Windows、MacOS、iOS、Android に加えて、 ChromeOSも正式対応となった。
Soliton SecureBrowserは、端末内の隔離領域で動作するブラウザ製品。認証ゲートウェイと連携して動作し、Webサービスへのアクセス経路の制御やリモートアクセスを可能する。また、利用者や端末の識別にはデジタル証明書を用いた強固な認証を行うことができ、悪意ある第三者による不正アクセスを防止し、Webサービス上の機密情報を守る。Web分離の市場では国産製品トップクラスのシェアを誇り、行政や文教、金融、医療分野など、高いセキュリティレベルが求められる業界で多く採用されている。
特に教育分野においては、DXに伴う校務支援システムのクラウド化が進み、Webベースのシステムの利用が更に増えていくことで、業務基盤の多くがブラウザに集約されていくと予想される。本製品を利用することで、授業用端末から校務ネットワークのシステムを閲覧したり、教職員が持ち運び端末を利用し「ロケーションフリー」で校務処理を行ったりすることを容易にする。