日立ソリューションズ・クリエイトは、障害のある学生や、悩みを持った学生の相談情報を管理し、支援員の負担軽減を支援する「相談管理支援システム」を開発、このほど販売開始した。提供開始は6月3日から。
近年、学生の相談は多岐にわたり、さらにメンタルに悩みを抱える学生の相談が増加傾向にある。また、合理的配慮の観点から 障害のある学生の支援も必要な状況だ。本システムは、学生からの相談内容の記録、照会、集計などを一元管理する機能を備え、カウンセリングの効率アップや支援員の負担軽減に寄与する。
「相談管理支援システム」では、相談内容を「通常相談」と「アクセシビリティ相談」(障害のある学生からの相談)に分けて管理できる。障害のある学生からの相談には、合理的配慮項目を設定することで、必要な支援内容を記録でき、適切な支援を行える。過去どのような支援を行ったかなどの支援記録は支援員間で情報共有が可能。相談情報、支援記録などを条件により検索し、一覧・集計結果をCSVファイルに出力できるなど自治体への報告資料作成を支援する機能も備える。