コードタクトの授業支援クラウド「スクールタクト」は5月21日、現行の学習指導要領に基づいたスクールタクトオリジナル単元を自動で作成する「単元の自動作成機能」、児童生徒の回答をグルーピングし気付きを深める「ラベル機能」などの新機能を追加し、一部仕様変更を実施した。
現行の小学校・中学校の学習指導要領に対応したスクールタクトオリジナル単元を自動で作成することができる機能。単元には、授業で使うワークシートの雛形となる「課題テンプレート」が紐づいている。学年・科目別の単元をワンクリックでまとめて作成することができ、授業で必要なワークシートを一から作る時間を削減する。
スクールタクトの回答一覧画面において、教員が児童生徒の回答に任意のラベルを設定する機能。ラベルは回答のフィルタリングに使用することができる。児童生徒も、どの回答に何のラベルが貼られているか、回答一覧画面より見ることができる。
使用の一例として、理科の「サル、タンポポ、ワカメ、タイを分類しよう」という課題では、動物・植物での分類だけでなく、生息地による分類など、個人の視点により複数の回答が考えられる。教員が本機能を使い、児童生徒の回答をグルーピングすることで、児童生徒は1つの問いに対し、複数のアプローチや考え方があることを把握しやすくなる。
児童生徒が意見や考え方の多様性を知り、自身の学びに生かせるよう、協働的な学びを促すための機能の1つとして搭載した。