ローカルイノベーションはこのほど、学習塾向けの「情報I」EdTechサービス「チエテラス」において、「共通テスト対策コース」をリリースした。全8回の実践コースで、共通テストと同じ出題範囲・出題形式・難易度を再現している。
2022年度から全国の高等学校で実施されている新学習指導要領では、教科「情報」の内容が強化され、プログラミングやデータの活用も含んだ「情報I」が必履修となった。これに伴い、2025年1月の大学入学共通テストの教科に「情報I」が加えられ、国立大学の一般選抜においては「情報I」を含んだ「6教科8科目」の受験を原則とすることとなっている。
共通テスト「情報I」は25年度が初めての実施となり、受験する高校生は過去問もないため、どのような問題が出るかもわからず、対策が漠然としている。また、英国数などの勉強もある中、効率的に短期集中で「情報I」を学びたいという声も多くあることから、同社は「チエテラス」において本コースを提供することにした。
8回分の試験を用意することで「実力把握⇒分析⇒改善⇒再挑戦⇒実力把握」という弱点を克服して実力を伸ばしていくPDCAサイクルを可能に。
共通テスト当日にユーザー体験を近づけるためにマークシート形式での解答画面となっている。
大学共通テストでは近年、探求問題形式が導入され、思考力・判断力・表現力を問う問題が増加している。共通テストのプログラム言語は「共通テスト用プログラム表記」が利用されており、受験者はこれに慣れる必要があることから、専用学習コース(カリキュラム)を用意した。
全問解答後に即時採点を行い、正解率や間違った箇所を把握。その結果をもとに、個々の弱点や苦手な領域を特定し、直ちに学習や復習を行うことで自己の実力向上につなげる。