北海道富良野市では、市と富良野緑峰高校、市内事業者による産官学連携のふるさと納税共創プロジェクトが始動。全国約250の自治体にふるさと納税事業の支援サービスを提供するレッドホースコーポレーションのサポートのもと、富良野緑峰高校2年生6人が、4月から約4カ月間、返礼品開発からパッケージデザイン、ふるさと納税の寄附者へのプロモーションなどをトータルで取り組んでいる。
本プロジェクトは、富良野緑峰高校の生徒が地域資源の価値や魅力について考え、魅力を創造することにより、地元地域に対する誇りと愛着を育むこと(シビックプライド)を目的としている。さらに生徒の考案した商品がふるさと納税の返礼品として寄附されることで、地域の長期的なファン獲得に貢献でき、寄附者(消費者)と生産者、高校生の密接な関係構築の実現に繋がる。これらが今後の富良野市の発展、関係人口創出に繋がる活動となることを目指している。
プロジェクトに参加するのは、富良野緑峰高校2年生で商業クラブ「ビーグルCoCo」のメンバー6人。商品開発からネーミング、パッケージデザイン、寄附者へのプロモーションなどをトータルで取り組む。
プロジェクトを企画したレッドホースコーポレーションは、プロジェクト参加校や協力事業者へアプローチといった初期段階から富良野市ともに取り組んでいる。本プロジェクトを通じて、市の魅力を全国に認知してもらうとともに、高校生たちが自分たちの生まれた地域を知り、今まで以上に誇りを持てるよう彼らの活動を全面的にサポートするとしている。
プロジェクトでは、まずキックオフミーティングにて、ふるさと納税について理解後、ターゲットのペルソナを踏まえ、誰にどんな商品を届けたいか、1人最低1アイデア企画を考案。その企画を元に、協力事業者が開発商品を選定し、商品化に向けて、開発・試食。決定した商品を7月~9月の富良野市のハイシーズン(グリーンシーズン)に学校行事や市内イベント、特産品売り場などで販売、並行してふるさと納税返礼品として登録する。秋頃にふるさと納税返礼品として寄附受付開始を目指している。