チエルは、Chromebook 対応型の協働学習支援ツール「InterCLASS Advance」を6月にVer.1.1にバージョンアップする。
今回のバージョンアップにより、同社のWebフィルタリングツール「InterCLASS Filtering Service」との連携で、授業中だけ、教員が指定したGoogle Chat のスペースを安全に利用できるようになる。また、クラスカードのレイアウトを座席順に変更できる「座席レイアウト」や、持ち帰り学習の際に指定した時間になるとインターネットを禁止する「授業外Webロック」の機能も追加し、円滑な授業や家庭学習をサポートできるようになる。
GIGAスクール構想により1人1台端末が配備され4年。文部科学省では、ICTの利活用を促進するために、コミュニケーションアプリの一種「チャット」を使って児童生徒一人ひとりにふさわしい柔軟な指導や、子供たちが他者と協働しながら学びを深めることを推奨している。
一方で、チャットの自由な使用については、「児童生徒が先生に内緒でGoogle Chat のスペースを作成して子供たちだけで授業と関係のないやり取りをする」など運用面で不安視する意見があり、多くの学校現場では Google Chat の機能を停止しているのが実情だ。
そこで同社は、Chromebook 対応型の協働学習支援ツール「InterCLASS Advance」と、Webフィルタリングツール「InterCLASS Filtering Service」の連携により、「InterCLASS Advance」を活用している授業中だけ、教員が指定したGoogle Chat のスペースを安全に利用できる機能を実現した。
Chromebookを使用かつ、「InterCLASS Advance」「InterCLASS Filtering Service」の双方を利用している学校で、授業を行っている時間のみ教員が指定した Google Chat のスペースが使えるようになる。そのため、教員に内緒で児童生徒がスペースを立ち上げたりやり取りしたりすることなく、Google Chat を使いながら授業を円滑に進めることができる。
また、今回のバージョンアップでは、クラスのモニタリング画面のレイアウトをドラッグアンドドロップで直感的に変更できる「座席レイアウト」や、持ち帰り学習の際に指定した時間になるとインターネットを禁止する「授業外Webロック」の機能も追加した。