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IPC公認教材『I’mPOSSIBLE』日本版、小中学校4校の活用事例をWEB上で公開

2024年5月7日

国際パラリンピック委員会(IPC)公認教材『I’mPOSSIBLE』日本版の公式サイトはこのほど、最新のアニメーション教材を取り入れた授業の実践事例を公開した。

アニメーション教材は3月にリリースしたもの。今回、公開した4校の『活用事例』では、本教材を使った授業の様子を「導入〜展開〜まとめ」の流れに沿って、写真や動画コンテンツを交えて紹介している。また、各校におけるICT活用法や工夫点など、本教材の利用する際の参考になる内容となっている。

小学生版「パラリンピアンが学校に来るとしたら(香西宏昭選手編)」を活用した3校、中学生・高校生版「パラリンピアンの日常生活からバリアフリーを考える(香西宏昭選手編)」を活用した1校が、共生社会の実現に向け「気付き、考え、行動を起こす力」を育む学びに取り組んだ授業の事例を公開している。

公式サイトの「活用事例」ページから閲覧することができる。

 

 

◼️各事例の概要

◎探究学習として、複数時間の学びを展開(台東区立 谷中小学校)

5年生が車いすユーザーの来校に向けた準備をすすめ、身近な場所のバリアフリーを調べたり、障害のある人との関わり方を考えたりした。発見、疑問をもとに主体的な学びが展開され、障害当事者との交流や対話を通し、豊かな学びが育くまれていく様子がわかる事例。

 

◎「見えないバリア」の原因を探す(木更津市立 木更津第二中学校)

アニメーション教材が授業を進行し、教員はファシリテーターの役割を担当。個人→グループ→クラス全体の流れで、協働的な学習が展開されている。生徒同士の対話を促すことで、1人では気づかなかった新しい視点や発想が生まれ、考えが広まり、思考が深まっていく様子がわかる事例。

 

◎ロイロノートの活用で、普段発言の少ない子が積極的に参加(目黒区立 中目黒小学校)

板書計画や、ICTの活用の様子がわかる事例。児童や教員のコメントは、ホームページに掲載されているプロモーション映像に紹介されている。

※上記3校は、活用事例ページの「SPECIAL CONTENTS」内で閲覧できる。

 

◎社会の時間に活用(青山学院初等部)

「ユニバーサルデザイン」を学ぶ社会の単元で活用した事例。授業を受けた4年生は、多様な立場の人それぞれによって「感じ方」「捉え方」「使いやすさ」が異なることに気付いたようだ。独自の授業進行手順メモや、ワークシート、児童の感想なども紹介した事例。

※上記は活用事例ページの「投稿いただいた活用事例」から閲覧できる。

 

各事例ページのイメージ

 

 

『I’mPOSSIBLE』日本版公式サイト

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