ゼッタリンクスは5月1日、Google スライドや Google ドキュメントで漢字に自動的にルビ(ふりがな)を振る機能を、Googleアプリの拡張機能「Suiteツール」で提供開始した。
漢字や熟語を読みやすくしたり、発音を表したりするルビを振ることで、多様なニーズに応じた文章を簡単に作成することができる。さらに、教育機関向けの機能として指定学年までに習っていない漢字にだけ自動でルビを振ることも可能。
同社では、社会にふりがな(ルビ)を適切に増やすことで、あらゆる人が学びやすく、多文化が共生する社会づくりを目指す一財・ルビ財団とも連携をとりながら、ルビの普及を推進するとしている。
「Suiteツール」のルビ自動挿入機能は、入力したテキストに自動でルビを振り、画像に変換して挿入することができる。指定した学年までに習っていない漢字にだけ自動的にルビを振ることができるので、学年別の配当漢字に応じてルビを振ることに苦労している小学校教員にとって便利な機能だ。画像に変換しても、ダイアログボックスから修正することができる。
「Suiteツール」には、 Googleの標準機能にはない、日本語特有の「縦書き」への変換機能も搭載している。行間、字間、段組み、行番号も設定できるので、短歌や俳句、漢文などの教材作成に行間・字間を用いたり、長文の内容理解度や読みやすさ向上のために段組みや行番号を用いたりして活用できる。ルビ付き文章も縦書きに変換することが可能。