メガハウスは4月25日、小学校4~6年生を対象とした教育プログラム「オセロで学ぶ ユニバーサルデザインってなに?」の申し込み受付を開始した。
本プログラムはカンコーマナボネクトとともに開発、わかりやすい動画と、ユニバーサルデザインが採り入れられている「一体オセロ」を組み合わせ、ユニバーサルデザインと課題発見・解決のプロセスを学ぶことができる授業プログラム。先着50校に無償提供する。
対象 国内の小学校4~6年生(他学年での利用も可能)
教科 総合的な学習の時間など
教材
時間数 45分×2コマ
募集数 先着50校
◆申込み先はこちらから
授業を進行するための動画では、オセロ博士がナビゲート。子供たちにも親しみやすいアニメーションや効果音入りでオセロのルーツやユニバーサルデザインについて解説する。
授業進行に必要な指導案・解説スライドや動画、児童用のワークシートデータを提供。教員の授業準備の負担は最小限に抑えられる。
身近な遊びである「オセロ」を題材としており、かつ授業で使用する「一体オセロ」(2台)も無償で提供。ユニバーサルデザインについて直接触って学ぶことができる。
本プログラムのテスト授業を実施した岡山県和気町立本荘小学校の4学年担任教諭は次のようにコメントしている。
学びの導入としてオセロを活用することで、いつも遊んでいたオセロにユニバーサルデザインがどう盛り込まれているか、と子供たちの視点が自然と変わっていく瞬間がありました。
「今日はユニバーサルデザインを学びます」と言うと構える児童もいますが、身近なオセロから入ることで、「オセロで遊べるの!」と授業への関心や好奇心を引き出すことができました。また、自分たちで様々な視点からユニバーサルデザインのオセロを考えることで、アイデアを生み出すおもしろさや難しさ、開発者の方々の工夫も感じることができました。
授業をきっかけにオセロ以外のものにもユニバーサルデザインが使われているのではないかと普段の生活と結びつけて考えたり、自主学習で取り組んだりと、学びを深める姿勢が見られます。
このプログラムの授業進行は動画がある為、短い時間でユニバーサルデザインを学ぶためのツールとして、働き方改革に取り組む学校にとっても活用しやすいと思います。さらに、授業の中で非認知能力をどう育むかという視点も考えられており、教育現場で育みたい力を育成できる授業だと思います。