小諸市は1992年に島崎藤村生誕120年、没後50年を記念して「小諸・藤村文学賞」を創設。以来、国内はもとより海外の人からも親しまれる文学賞として成長してきた。今年度は「第31回小諸・藤村文学賞」を実施。一般の部、高校生の部、中学生の部の3部門で広くエッセイ(随筆)を募集する。応募締切は中学生の部と高校生の部が2024年11月30日(土)、一般の部が2025年1月31日(金)。
明治32年4月に木村熊二の招きで英語と国語の教師として赴任した島崎藤村は、明治38年4月に上京するまでの6年間余を小諸で過ごした。小諸義塾で塾生に教鞭をとる傍ら、詩集『落梅集』を発行。古城のほとりに佇み『千曲川のスケッチ』や『椰子の葉蔭』など、小諸での生活の中で構想を得て執筆し、多くの優れた作品を世に送り出した。
文豪・島崎藤村の偉業とその崇高な文学精神は、いまも私たちの心に根強く、日々新たにその文学の世界を蘇らせてくれる。藤村文学を引き継ぐ「小諸・藤村文学賞」が、応募する多くの人の自己啓発の場となり、応募作品を通じて、さらに温かい交流の機会が生まれることが望まれる。
<開催概要>
【主催】小諸市、小諸市教育委員会
【共催】小諸市文化協会
【後援】文化庁、長野県、長野県教育委員会、信濃教育会、明治学院大学、信濃毎日新聞社、読売新聞長野支局、毎日新聞長野支局、朝日新聞長野総局、中日新聞社、小諸新聞社、東信ジャーナル社、NHK長野放送局、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送、株式会社コミュニティテレビこもろ
【作品内容】作品のジャンルは、エッセイ(随筆)に限る。
※題材・テーマは自由。小諸や藤村に関わりがなくても良い。
【募集対象】
一般の部:一般(19歳以上の大学生・専門学校生を含む社会人一般)
高校生の部:高校生(通常の学齢とする)
中学生の部:中学生(通常の学齢とする)
【応募方法】
・作品は縦書き。手書きの場合、400字詰め原稿用紙A4判またはB4判を使用し、消えないペンかボールペン、濃い鉛筆ではっきり書く。パソコンの場合、A4判横長の用紙1枚に20字×20行の縦書き設定で書く。右上端をホチキスで綴じる。
・一般の部は400字詰で10枚程度(上限11枚)とし、高校生・中学生の部はそれぞれ5枚程度(上限6枚)とする。いずれも上限枚数は厳守。
・原稿用紙の右側余白に縦書きで「郵便番号と現住所(自宅)」を書き、次の行に一般の部は「氏名(フリガナ)・年齢・自宅電話番号」を記入。また、高校生・中学生の部は「学校名・学年・氏名(フリガナ)・自宅電話番号」を書く。中高一貫校の場合、中等部と高等部の原稿は別封筒で送付。送付封筒には学校名、担当教員の氏名、学校の電話・FAX番号を明記。
・20編以上応募した学校には「学校賞」(賞状および記念品)を贈呈。また、応募作品の質、量において最も優れていると判断した学校には「学校賞グランプリ校」(賞状)を贈呈。なお、応募校にはすべて、「入賞作品集」を贈呈する。
・400字詰め原稿用紙の1行目に「題名」を書き、2行目から「本文」を書き出す。
・応募作品は1人1編。未発表の作品に限る。盗作、不適切な引用、AIによる代作などが明らかな場合は審査対象から外される。
・入賞作品の著作権は、主催者「小諸市」に帰属する。
・海外在住者に限り、電子メールでの応募を受付ける。原稿データはWordファイルかPDFファイルにして添付。国内在住者は郵送(なるべく折らない)で送付する。
・応募作品は返却しない。
・入選した人は作品集作成のために、後日原稿データの提出に協力をお願いする。
【賞】入選は各部とも最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作賞 若干名
※副賞は下記の通り(一般の部の賞金は所定の源泉徴収あり)
・小諸市民および小諸市の中学校、高等学校に学ぶ生徒の優れた作品に市長賞(一般の部1名)、教育長賞(中学生の部1名、高校生の部1名)、奨励賞(各部門若干名。応募数が少ない場合など、該当なしの場合もある)として賞状を贈る。
【締切日】
中学生・高校生の部:2024年11月30日(土)(当日の消印有効)
一般の部:2025年1月31日(金)(当日の消印有効)
【作品送付先および問合せ先】
〒384-8501 長野県小諸市相生町三丁目3番3号
小諸市教育委員会「小諸・藤村文学賞」事務局宛
電話0267-22-1700(内線2281)、FAX0267-23-8857
【選考委員】
太田治子(作家)
堀井正子(文学研究家)
新井正彦(文学研究者・江戸川大学教授)
江尻潔(詩人・美術館学芸員)
【発表】
2025年6月下旬までに入賞者本人に文書にて通知。一般応募者には7月に結果を配布する。なお、表彰式は2025年8月21日(木)に小諸市で行われる。