科学技術振興機構(JST)は4月24日、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」2024年度採択機関として、一関工業高等専門学校など7校・大学を決定し公表した。
政府の「第6期科学技術・イノベーション基本計画」では、研究のダイバーシティの確保やジェンダード・イノベーション創出に向け、中高生、保護者、教員などに対し理工系の魅力を伝える活動などにおいて、女性研究者のキャリアパスやロールモデルの提示を推進し、女性の理工系への進学を促進するため、さらなる拡充を図ることとされている。また、「第5次男女共同参画基本計画」においても、女子中高生、保護者、教員などの科学技術系の進路への興味・関心や理解を全国的に向上させるための取り組みを推進し、次代を担う女性の科学技術人材を育成することを施策の基本方針としている。
女子中高生の理系進路選択支援プログラムは、これらを踏まえ、女子中高生の理工系分野に対する興味や関心を高め、理系進路へ進むことを志すためのさまざまな取り組みを支援するもの。1件当たりの支援額は上限600万円/年、支援期間は最大3年間。
今回の公募は、1月12日〜2月20日まで行われ、30件の応募があった。外部有識者で構成される委員会にて審査し、その結果をもとに7件の機関を決定した。これにより、 2024年度の実施機関は17拠点となった。
※実施機関名/企画名