FCEは4月24日、教育機関向け生成AIプロンプトプラットフォーム「FCEプロンプトゲート アカデミック」の導入校に、早稲田摂陵高等学校、岡山学芸館高等学校、岡山学芸館清秀中学校の3校が決定したと発表。
プロンプトとは「生成AIへの指示・命令」を言い、プロンプトエンジニアとは生成AIから正確かつ的確な回答を引き出すために「適切な指示をする専門家」を指す。FCEプロンプトゲートは、「プロンプトエンジニア資格講座」「プロンプト作成支援ツール」「プロンプト管理ツール」「最新生成AI情報」などプロンプトエンジニアを育成するための総合的なプラットフォームだ。
今回3校が導入する「FCEプロンプトゲート アカデミック」は、学校教育に特化した内容で、生成AIを使いこなすためのプロンプト作成スキルを学べるほか、教員向けには校務や教務に、生徒向けには探究や面接対策など教育現場ですぐに使用できるテンプレートも付属している。
3校ではまずは教員を対象に導入し、校務・教務の生産性向上、プロンプト作成のスキルアップを目的に活用を始める。また将来的には、文科省によるガイドラインの提言状況も踏まえながら、生徒のリテラシー向上に向けて使用を検討していく予定。
「AIプロンプト8+1の公式」をマスターし、 生成AIの基礎的な公式・使い方を学ぶことができる。これにより精度が高く、的確なアウトプットを導くことができるプロンプトを作成することができる。
「座席表や学級通信をつくる」「課題を作成する」といった教員の校務・教務から、「探究授業に使える探究パック」「自己推薦文の添削」「大学入試の模擬面接対策」といった生徒向けまで学校現場ですぐに生成AIを活用できるテンプレートを用意。
生成AIの利用が進んでいるが、多くの場合個々での活用になっており、せっかく作成したプロンプトが管理できていない状態になっている。各自が作成したプロンプトを共有・管理することで、効果的なプロンプトを活用できるようになるだけでなく、生徒たちの作成スキルを上げていく機会にもなる。