スタディプラスは4月15日、教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」の「教材配信システム」において、デジタル教材の学習範囲・期日を設定し、宿題として配信することができる新機能「課題配信機能」の提供を開始した。
「Studyplus for School」は、生徒の学校や志望校ごとに異なる、紙教材・デジタル教材のあらゆる学習記録を一元化・可視化することができるコミュニケーションプラットフォーム。2023年4月より、出版社の市販教材や教員自身が作成したオリジナル教材をデジタル教材として「Studyplus for School」上で生徒に配信し、生徒が学習管理アプリ「Studyplus」でその教材を学習することができる「教材配信システム」を提供している。今回その「教材配信システム」内の新たな機能として、「課題配信機能」を追加した。
今回リリースした「課題配信機能」によって、教員が「Studyplus for School」上で生徒にデジタル教材を配信する際に、新たに学習範囲と期日を設定して、宿題として配信することができるようになった。教員は、生徒の宿題の学習進捗・理解度をリアルタイムに確認することができる。
生徒への学習指導の効率化、教室運営の業務負荷削減に繋がる2つの特徴は以下のとおり。
対象の生徒・学習範囲・配信期間を指定し、デジタル教材を宿題として簡単に登録することができる。
教員が登録を行い、学習期間を迎えると、生徒の「Studyplus」アプリ上に通知が届き、宿題が表示される。生徒は、宿題範囲の学習記録をつけることができる。
生徒各々で宿題を完了すると、学習記録はデータとして蓄積される。教員は、宿題の回収や添削、結果のExcelへの転記など、付随する様々な業務負担を解消することができる。
配信日からリアルタイムで、生徒の宿題の進捗・理解度を確認することができる。予定通りに進んでいない生徒や、理解度が低いまま進んでいる生徒を素早く把握し、一人ひとりへの細かいフォローが可能となる。
教員が生徒に、選択式・記述式のデジタルドリルを配信できる。生徒の過去の学習内容に応じて定着度を可視化することができ、定着度が低い問題に集中的に取り組むなど、効果的な学習をサポートする。単語や一問一答など、繰り返し問題を解く教材におすすめの機能。
リアルタイムでの把握が難しかった、生徒の紙教材での学習進捗や理解度をデジタルで可視化する。紙教材を用いて学習した生徒が、デジタル進度表に理解度を入力することで、教員と生徒とで教材の進捗を共有することが可能。紙教材のみではなく、塾独自に用意しているカリキュラムや映像教材の進捗管理も可能。