京都精華大学は4月2日、全学的な教学改革を始動すると発表した。
2025年度に第一段階として、(1)これまで以上に専門知識・技術を積み上げ、たしかな表現力を手にするカリキュラム(2)取得できる資格の増加――に取り組む。
同学は2024年現在、5つの学部と大学院の教育プログラムに展開している。多様な人々が暮らすより良い姿を追究する「国際文化学部」、最新のテクノロジーで新しいつながりと未来を構想する「メディア表現学部」、技術と個性を磨く「芸術学部」、社会の課題をデザインの力で解決する「デザイン学部」、マンガで世界の架け橋をつくる「マンガ学部」。これら5つの学部で、専門性の高いカリキュラムを構築している。
2025年度から2026年度にかけて全学的な教学改革を行い、新しいカリキュラムに進化させるという。全学部に関わる変更点としては、卒業に要する単位数において、2024年度時点124単位のうち学部の専門科目数が74単位だったところを、2025年度からは88単位に増加する。それぞれの学部で、これまで以上に専門知識・技術を積み上げ、たしかな表現力を手にすることを目指す。
各学部の変更点は以下のとおり。
※2025年度開設にて申請中。
2年次から選べる専攻を再編し、学びの領域を拡充
メディアイノベーション専攻/メディアデザイン専攻/メディアコミュニケーション専攻/音楽メディア専攻
112人から140人に定員を増加
2年次から選べる7専攻(洋画、日本画、版画、立体造形、陶芸、テキスタイル、映像)は変更なし。
イラスト学科
プロダクトデザイン学科
建築学科
ビジュアルデザイン学科グラフィックデザインコース、デジタルクリエイションコースは変更なし。
キャラクターデザインコースの学びの領域を拡大
カートゥーンコースの募集を停止し、キャラクターデザインコースに統合。キャラクターデザインコースは、幅広いマンガイラスト表現を学べる総合的な学びの場に進化させる。再編により、マンガ学部は、ストーリーマンガ、新世代マンガ、キャラクターデザイン、アニメーションの4コース編成に。
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