広島県教科用図書販売(広教)は、情報活用能力育成サポート教材「事例で学ぶNetモラル」を2024年度版にバージョンアップした。
「事例で学ぶNetモラル」は、「子供たちが情報社会と上手につきあうために」をコンセプトに、児童・生徒の発達段階や情報手段等の活用状況にあわせて情報活用能力の指導ができる教材。2005年に開発され、今年で19回目のバージョンアップとなる。
今回のバージョンアップ内容は以下のとおり。
目の健康に特化した事例「学習に合わせた使い方」「まばたきの大切さ」の他、利用者の好みの情報ばかりが優先的に表示される現象について解説した「表示される情報には偏りがある」など、学校現場で求められる5事例を新たに追加した。
新カテゴリー「ネットの仕組み」では、インターネット上で情報が拡散されていく仕組みや、掲載されている情報が誤っていることもあること、などが学習できる。
インターネットを安全かつ倫理的に活用するためには、その仕組みを理解することが大切。また、SNSや生成AIの発展により、正確に情報を判断する能力がより求められるようになる。「ネットの仕組み」を学ぶことで、情報リテラシーを高め、適切に情報を読み解き、発信する方法を、子供たちが身につけることが期待される。