山梨県笛吹市は、ICT整備において、無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」を採用。子供たち一人ひとりが学習用端末を所持し授業で活用するためのネットワーク基盤として、市内小中学校19校に約450台のACERAを配備し校内無線LANを運用している。提供元のフルノシステムズが発表した。
笛吹市教育委員会は、国のGIGAスクール構想に基づき、2020年度に市内小中学校のネットワーク整備に着手。同年度末には各校に学習用端末を導入して教育ICTの基盤を整え、2021年度より市内全域で本格的に運用を開始している。
同市では教育DXによる新たな価値創出を目標に掲げており、従来の教育方法とICTを組み合わせたベストミックスによる子供たち主体の授業スタイルの確立と、個別最適化された学習の実践を目指している。Society5.0時代を生きる子供たちの未来を見据えた、情報活用能力や情報モラル、論理的思考の育成というテーマを実現するための手段として、ICTを積極活用していく方針だ。
学習用端末を利用した授業の円滑な進行を支える通信インフラとして、フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA」が役割を担っている。
市内小中学校19校の教室に約450台のACERAを設置し、校内無線LANを構築している。市内各所に点在する学校のネットワークを集中管理するためのツールとして、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」を採用した。
UNIFASの導入により、ACERAの利用状況や死活監視はもちろん、管理者がACERAの無線帯域幅を最適化して各学校の学習用端末が円滑につながり動作するよう設定できる。管理者がUNIFASを利用してネットワークのつながりやすさを検証し、全校に展開している。