国立市教育委員会(東京都)は、インクルーシブな教育体制構築を目指すICTサービス「LITALICO教育ソフト」をトライアル導入し、市内小中学校のモデル校における活用を開始する。3月21日、提供元のLITALICOが発表した。
同市では、通常の学級における包摂力の向上を目指しており、同ソフトを活用し、子供の実態把握を日々の支援に接続することで、障害のあるなしに関わらず全ての子供が共に学び相互に成長できる環境を整備することを目的に今回のトライアル導入に至った。
導入にあたり、市教委は次のようにコメントしている。
「本市では、全ての子供の学びを保障することを前提として、子供たちが共に学び、様々な経験を通して、互いの個性を理解し、認め合う中で、「一人一人がその子らしくいられる」教育の推進を図っています。そのため、LITALICO教育ソフトの活用により、教職員が子供の実態を客観的に把握し、日々の支援に接続することで、子供にとって、学校が安心して過ごせる場となることを期待しています」。
LITALICO教育ソフトは、教員をサポートし、インクルーシブな教育体制構築を目指すICTサービス。詳細なアセスメント機能で児童生徒の特性を多角的に把握し、特性に基づいた指導計画を立てることができるといった特長をもち、個別最適な教育環境の実現と教員の負担軽減を支援する。現在、トライアルを含めて全国約120自治体で導入実績があり、無償のトライアル導入も随時受け付けている。
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