アルファシステムズは3月15日、VRゴーグルを用いた臨場感のある実習や研修に最適なVR実習支援システム「alpha V-Reality(アルファブイリアリティ)」を大学等の教育機関および企業向けに販売開始した。
近年、教育機関や企業において、VR技術を教育や研修に活用する取組みが進んでいる。現状は各々のタイミングで視聴する自習型が主だが、今後は実習や研修など集団教育でVRを利用するシーンが増加すると考えられる。しかし、VRゴーグルは装着者本人のみが映像を視聴できるという特性上、外部からの指導やサポートが難しく、参加者が多くなるにつれて指導者の負担が大きくなる。
そこで同社は、多台数のICT機器を一元管理するためのノウハウを活かし、「VRゴーグルの視聴画面を一覧表示」「VRゴーグルを遠隔一斉操作」などの機能を取り入れることでスムーズな集団教育を実現するクラウド型の実習支援システムを開発した。
「alpha V-Reality」の主な機能は以下のとおり。
想定する利用例としては、▽実習の事前講義・振り返り学習▽滞在時間や人数が限られている場所の見学(手術室、介護現場、職業体験など)▽安全教育(実験室、工場、工事現場、防災訓練など)▽コミュニケーション訓練(面接、接客など)――などがある。
クラウド上に保存可能な教材数に応じて3つのプランを用意した。また、最低契約月数が3カ月のため、お試し利用やイベントなどでの短期間の利用も可能だ。