武蔵野大学経営学部経営学科は3月15日、日本でいちばん遊んでる会社と共同で、メタバース上で体験できる模擬授業を企画・構築したと発表。参加者は、世界的オンラインゲームである「フォートナイト」のプラットフォームを活用して構築されたメタバースの中で模擬授業を体験し、キャンパスおよび周辺地域を探索できる。
フォートナイトのプラットフォーム上に、現実と同じスケールで建物等が再現されており、参加者はいつでもどこでも、キャンパスライフをイメージすることができる。駅から大学までの通学経路も再現されているので、 遠方の参加者がリアルのオープンキャンパスに参加する前の下見に活用することもできる。
参加者は、現役教員(武蔵野大学経営学部 高橋 大樹 准教授)をモデリングしたアバターから、学科の名物講義の一つである《経営戦略》で実際に行われている「コンビニの立地戦略」というトピックを、コンビニの 店舗数や出店場所に関する問題と共に体験することができる。
同学有明キャンパスの周辺には複数のコンビニエンスストアがあるが、それぞれ立地が少しずつ異なるため、違いを実感することで立地戦略の理解を深めることができる。また、受講者は、空間をワープしたり、疾走感あるジェットコースターのようなレールを使って移動したり、メタバースならではの没入感あふれる模擬授業を体験することができる。
今回の模擬授業を企画した同学経営学部経営学科は、「メタバース空間で展開される、机上で得られる概念的な知識と、仮想世界で得られる体験的な技能の融合は、新世代に求められる能力開発に繋がることが期待できる」とし、ぜひ模擬授業のメタバース空間に足を運んでほしいとしている。