NPO法人eboardが開発・運営するICT教材eboardでは、発達障害などにより学びにくさを抱える子へのサポートを目的として、今春、「ぴったり設定」機能をリリースする。本機能により、単元名やデジタルドリルのふりがなの有無、映像授業(動画)の字幕の有無や再生速度を、自らの特性や学び方に合わせてまとめて設定できるようになる。
この新機能を通じて、同法人では、特に発達障害の子などをサポートする放課後等デイサービス、フリースクールなど学校外の居場所の支援に一層取り組むとしている。
ICT教材eboardの「ぴったり設定」は、発達障害などにより様々な学びにくさを抱える子が、自分に合った設定で学びやすくなるよう設計されている。
例えば、耳(聴覚)からの情報処理が苦手な子は、動画の字幕が表示されるよう設定したり、読み書き障害(ディスレクシア)や漢字の学習に遅れのある子は、ふりがなが表示されるよう設定することができる。「ぴったり設定」により、それぞれの特性や学び方に合わせたカスタマイズが可能になる。
同法人では、今後もさまざまな学びにくさを解消するための機能提供を進め、「ぴったり設定」でカスタマイズできる機能を追加していく予定という。
「ぴったり設定」のリリースに先立ち、3月27日に「『ぴったり設定』で、子ども一人ひとりの”学びやすさ”を探そう」と題した無料オンラインセミナーを開催。想定される「ぴったり設定」の活用法などを紹介する。
日 時 3月27日 (水) 11:00〜12:00
形 式 Zoomオンライン配信
対象者 教育現場の先生、支援者(主に放課後等デイサービス、フリースクール、学習塾など学校外の先生、支援者の方)
参加費 無料
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