learningBOXが提供するeラーニングシステム「learningBOX」は、3月末に実施予定のバージョンアップにおいて、通信制高校向けの機能拡充を実施する。
文部科学省「学校基本調査」によると、2023年5月1日での高等学校(通信制)の生徒数は26万4,974人。前年に比べて11.1%増と過去最高になっている。
2020年のコロナ禍以降には、急激に通信制への認知が広がり、全国各地で通信制高校の新規開校やキャンパスの新設などが増えている。また、全日制を設置している高校が通信課程を併設する事例も増えており、中学校卒業後すぐに通信制高校へ入学している生徒も多い。
こうした社会状況を背景に、生徒数の増加が続く通信制高校だが、生徒数の増加に伴い運営・管理業務の煩雑化等の問題も生じている。そこで急がれるのが教育DXの推進だ。カリキュラムや学習のあり方を革新するとともに、教職員の業務や組織、プロセスなどを革新し、時代に対応した教育を確立することが求められている。
2022年度からの学習指導要領改訂に伴う3観点(「知能・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」)での評価を、システム上で実現するための機能。
3観点ごとの得点率などを初期設定しておくことで、システム上での観点別評価が可能となるため、Excelでの入力や管理の必要がない。さらに校務支援システムともAPI連携することで、日々の入力作業を自動化することができる。
提出物の採点について、システム上で担当者の割り当てや、フローの進行状況が確認できる機能。システム上で担当者の割り当てができ、さらにフローの進行状況も一目で分かるので管理が行いやすくなる。提出物を郵送で対応していた学校もその手間が不要になり、印刷コストや郵送コストのカット、さらに作業時間も節減することができる。