農林水産省は、次世代を担うこどもたちへ、農業や農村の大切な役割を広く伝えるため、「農業学習」に活用できる教材を制作、このほど公開した。
今回作成したのは、農業の歴史、農業遺産、農村の共同活動などの農村の大切な役割や魅力を学習することができる、小中学生向けの4つの教材。全国の教育現場や家庭で利用できる。
農村の共同活動とSDGsのつながりについて、マンガやクイズで楽しく学ぶ。小学校高学年の家庭学習教材。
小学校教員の皆様が、「総合的な学習の時間」や「社会科」の授業で農業遺産等を扱いながら、農業に関する学習を深めることができるカリキュラム案と授業案。地域や学校の特色に合わせて活用できる内容となっている。
中学校「地理」の「日本の諸地域」で活用できる補助教材。国内の6つの地方の農業・林業・水産業についてまとめているため、自然環境を中核とする考察がしやすくなる。
また、これらの地方における農業遺産地域の特徴的な農林水産業についても深く学ぶことができる。
「歴史」学習とあわせて活用できる学習まんが。2匹の猫ミーとトラが、3つ集めると願いが叶うという「勾玉」を探して「瑞穂の国」の歴史の旅に出る冒険ストーリー。稲作の始まりから現代まで、人々が築いてきた日本の農業の歴史をたどりながら、農地や水利用の技術など土地改良が果たしてきた社会的役割について理解を深める読み物教材。
作成した教材は農林水産省補助事業の実施主体であるNHKエデュケーショナルのWebサイト上で公開しており、ダウンロードして使用できる。
▶︎ダウンロードはこちらから
「草刈りは地球を救う」と「ミーとトラ」の冊子の郵送を希望する学校は下記申込フォームから申し込む。ただし「草刈りは地球を救う」は先着50件程度、「ミーとトラ」は先着100件程度までとし、予定数がなくなり次第終了となる。
<申込フォーム>
▶︎ミーとトラ
<申込締切> 3月21日(木)13時