Inspire Highは3月12日、中高生の個人探究を支援する探究ツール「プロジェクト機能」を、全国のInspire Highを導入している学校に4月1日より提供開始すると発表した。
Inspire Highは、世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で実践できるプログラムで、主に中学校・高校で、総合的な探究の時間や特別活動、道徳、公共などの授業での活用や、各校独自のキャリア教育やSDGs教育などに幅広く利用されている。
今回新たに開発された「プロジェクト機能」は、生徒が取り組む個人探究を、動画とデジタルの力で支援する探究ツール。自らの問いを深めると同時に、「将来学びたいこと」にもつながる設計のため、進路選択や、年内入試に必要な志望理由を考える際にも役立つ。
「問いを見つける」「問いを深める」「行動する」「振り返る」といった探究学習の一連の流れを、ステップに沿って進めることができる。各ステップにはレクチャー動画が含まれているため、先生は学びの伴走者に徹することが可能。生徒がつまずきやすいポイントでは、考えるヒントになる思考ツールの仕掛けもあるため、一人ひとりの状況に合わせて学習を進行できる。
ステップに沿って学習を進め、テキスト等を入力すると、入力内容がそのままスライドに反映され、探究の成果資料がアウトプットされる。出来上がったスライド資料は、校内の発表会などに利用することも可能なので、資料の体裁やデザインに時間をかけすぎず、より中身に時間を割きたいという際にも有用だ。
また、全国の生徒が「プロジェクト機能」で作成した探究の成果資料は、他の生徒も閲覧し、コメントを送ることが可能(※5月以降順次リリース)。全国の10代の探究内容から刺激を受けると同時に、相互にフィードバックし、さらに学びを深めることができる。