三重県教育委員会とLITALICOは3月11日、特別支援教育向けICTサービス「LITALICO教育ソフト」を活用した県立高等学校での実証事業を開始すると発表した。
両者は2019年に包括連携協定を結び、「発達に課題を有する子どもなどへの支援等」で連携している。2024年度から県立高等学校における個々の生徒の発達段階に応じた支援や指導の充実および、卒業後の就労へむけた準備の充実を図るため連携を強化することとした。複数の県立高等学校にて同ソフトを活用する。今後就労へむけた取り組みについても共同で行っていくという。
今回の連携に向け、県教委は次のようにコメントしている。
「高等学校に在籍する多様な生徒について、将来の社会生活や職業生活で他者と協力、協働するために必要となる資質、能力を育成できるよう、本教育ソフトを高等学校へ導入することにより、個別支援の方法や指導教材等を蓄積し、多様な生徒に対する支援を充実させることを期待します」。
LITALICO教育ソフトは、学校現場で特別支援教育を支えるICTサービス。個別の教育支援計画・指導計画の作成支援および教材や研修動画の提供を通じて、特別支援教育に携わる教員へのサポートを行う。
現在、トライアルを含めて全国約120自治体で導入実績を持ち、無償のトライアル導入も随時受け付けている。
◆問い合わせ先
LITALICO教育ソフト運営事務局
e-mail:iep_sys4school@litalico.co.jp