NTT東日本東京北支店は2月13日・15日の両日、NTT ArtTechnologyの協力を得て、新宿区立西新宿小学校(東京都)の児童を対象に「ICT×文化芸術」をテーマとした体験会および、「プロジェクト西新宿」第4回プロジェクト学習として、「Digital×北斎」展を題材とするワークショップを開催した。
NTT ArtTechnologyでは、高精細なデジタル化を通じて文化財の保存や新たな芸術鑑賞体験の創出に取り組んでいる。今回のワークショップでは、児童らが実際にこれらを体験し、文化財保護の重要性や「ICT×文化芸術」について学んだ。
出前授業は、2月13日・15日の両日、西新宿小学校4~6年生を対象に実施。2日間で児童50人と保護者等が参加した。
授業のテーマは、「文化財のデジタル化について学ぼう!」。
高精細にデジタル化された葛飾北斎の作品を通じて、文化財をデジタル化する意義や、使用されている技術について学ぶ内容だ。
デジタル化がもたらす新たな可能性や価値について学習した後、実際に「Digital×北斎」展を見学。デジタル技術を駆使した北斎の作品や映像に触れてより理解を深めた。
展示を見るために多くの児童が足を止め、ルーペで作品を鑑賞。児童からは「本物の絵だと思った」「本物も見てみたくなった」といった感想があがった。
また「神奈川沖浪裏」の世界に入り込んだような体験ができる「3Dダイブシアター」では「絵の世界に入れるなんてすごい」「想像が膨らむ」といった声も。ワークショップを通じて、児童らは、文化財をデジタル化する理由だけでなく、文化財の価値や重要性についても学ぶことができたようだ。