eラーニングで学べる広域通信制・単位制高校のルネサンス高校グループは、学習管理システム「learningBOX」を導入し、時間節減などの教育DX実現に関する成果が出ているという。このほど、提供元のlearningBOXが同校における導入事例記事を公開した。
learningBOXは、価格と使いやすさにこだわった、クラウド型eラーニングシステム。直感的なUI/UXで専門的なIT知識がなくても手軽に教材の作成や管理、メンバー管理、成績の保存や閲覧などが行える。
文部科学省「学校基本調査」によると、2023年5月1日での高等学校(通信制)の生徒数は26万4,974人。前年に比べて11.1%増と過去最高になっている。
2003年に導入された教育特区により、2004年以降に複数の株式会社が通信制高校を開校。さらに2020年のコロナ禍以降には、急激に通信制への認知が広がり、全国各地で通信制高校の新規開校やキャンパスの新設などが増えている。また、全日制を設置している高校が通信課程を併設する事例も増えており、中学校卒業後すぐに通信制高校へ入学している生徒も多い。
小・中学校からの不登校問題とも関係があると考えられているが、転入・編入のしやすさや、スポーツ、留学、芸術など学外活動との両立のしやすさなども含め、選択肢が広がったことでさまざまな需要が生まれているといえる。
こうした社会状況を背景に、生徒数の増加が続く通信制高校だが、生徒数の増加に伴い運営・管理業務の煩雑化等の問題も生じている。そこで急がれるのが教育DXの推進だ。カリキュラムや学習のあり方を革新するとともに、教職員の業務や組織、プロセスなどを革新し、時代に対応した教育を確立することが求められている。
ルネサンス高校グループにおける学習管理システム「learningBOX」導入事例の主なポイントは以下のとおり。