learningBOXがフリースクールへeラーニングシステムを実質1年間無料提供

2024年3月5日

eラーニングシステムの開発・運営を行うlearningBOXは3月1日、全国のフリースクールを対象に、eラーニングシステム「learningBOX（ラーニングボックス）」のスタータープラン（100アカウント分・33,000円）を実質無料で1年間で提供する試みを開始した。

learningBOXは、価格と使いやすさにこだわった、クラウド型eラーニングシステム。直感的なUI/UXで専門的なIT知識がなくても手軽に教材の作成や管理、メンバー管理、成績の保存や閲覧などが行える。

■急がれるフリースクールでのICT活用、費用が課題に

2022年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると、不登校児童生徒のうち、自宅におけるICT等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとした児童・生徒数は10,409人に留まっている。そこで、フリースクールにおいてもICTを積極的に活用できるようになれば、指導要録上出席扱いとなる児童・生徒がさらに増えることが期待されている。

しかしながら、フリースクールの運営はNPO法人や任意団体、個人による運営が全体の8割を占めており、公的支援もなく厳しい運営状態にある。このような背景もありICTの活用が進んでおらず、その普及が急がれるところだ。

そこで今回、「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」をパーパスとする同社は、全国のフリースクールを対象にeラーニングシステム「learningBOX」のスタータープラン（100アカウント）を実質1年間無料で提供する試みを開始することとした。

■フリースクールへ33,000円分のeラーニングシステム利用料チケットを提供

全国のフリースクールを対象にlearningBOXのスタータープラン・100アカウント分（3万3,000円）の利用料チケットを提供するキャンペーンを実施します。期間は2025年3月31日まで。

learningBOXでは、動画やPDF資料を簡単に教材にすることができる。また小テストの作成もでき、ランダムに出題することで記憶の定着にも効果的だ。定期考査などを自宅で受験させることも可能。その他提出物もリマインド機能を活用し、提出し忘れを防ぐことも。学習管理システムとして、児童・生徒の管理が容易に行えるようになる。

さらに保護者向けには、お便りの配布や児童・生徒の学習状況の共有やスクールでの様子のやり取り、進路相談や生活態度など保護者の悩みに関する各種アンケート実施や集計もスムーズに行うことができる。

他にもスタッフの働き方改革の一環として、ペーパーレス化の推進や、児童・生徒の生活態度や成績の情報共有により、問題を早めに察知することも。業務情報の共有や更新も簡単に行うことができ、スタッフ研修にも活用できる。

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