東明館中学校・⾼等学校(佐賀県基山町)でこのほど、高校生たちによるAR技術を活用したまちおこしプロジェクトであるARミライナビ基山プロジェクトの中間発表会が開催された。
本プロジェクトは、同校と、ノーコードでARが作成できるサービス「palanAR(パラナル)」を提供するpalan、地方創生プロジェクトを手掛けるJICUとの協働によるプロジェクト。
東明館高等学校の探究ハウス1年生が授業の一環として、今年1月~3月に基山町の駅前やモール商店街を中心とした各商店を取材し、その特徴や魅力を活かしたARコンテンツを作品として制作し、3月13日に基山町と合同での発表会を行う。
ローンチ後、観光客や利用客はアプリをインストールすることなく、各店舗に設置されたQRコードからそのままAR作品にアクセスすることができるようになる。スマートフォンからお店の外観や内装、商品などを実際に見ながら、高校生が拡張現実(AR)として付加したストーリーや情報を楽しめる。これにより、各店舗の独自性と魅力をより深く伝え、来場体験を充実させることができる。
AR作品はpalanのプラットフォームを利用し、高校生がノーコードで開発。これらの作品は現在同社が開発したARマップを通して一覧化され、観光客や利用客は各店舗を回遊しながら、高校生が制作したAR作品を楽しむことが可能となる。
この日開催された中間発表会の前半では、生徒によるAR作品の途中経過をプレゼン形式で披露した。また、講師陣からのフィードバックを受け取り、作品のブラッシュアップに向けた意見交換が行われた。
最終発表会は3月13日。生徒たちは、今回の中間発表会で得たフィードバックをもとに、作品の完成度を高めていく予定だ。