文部科学省の官民協働留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」は、「青森県から世界へトビタテ!留学応援トークイベント~青森県出身者の留学体験談&宮下県知事と青森県大好きタレント王林さんの対談~」と題したイベントを3月26日(火)、青森市のリンクモア平安閣市民ホールで開催する。なお、イベントの様子はYouTubeでも配信される。
■青森県出身者によるトークイベントを開催
トークイベントでは青森出身のタレントの王林さんと、青森県の教育改革に力を入れている青森県知事の宮下宗一郎氏が登壇。王林さんはアメリカのロサンゼルスに短期のダンス留学をした経験があり、将来的には青森と世界の架け橋になるべく、長期留学も視野に入れて活動している。
■グローバル人材の育成について知事が語る
今回のイベントでは王林さんのアメリカでの短期留学での経験や、なぜ長期留学に行きたいと思っているのかなどについて、ニューヨーク駐在経験もある国際派の宮下知事と共にトークセッションが行われる。宮下知事からは青森県のグローバル人材育成に向けた取組の紹介や、今後のビジョンについても語られる予定。また、申込時に希望した人の中から抽選を行い、当選した人は王林さんと宮下知事に直接質問が行える。
■留学を体験したトビタテ派遣留学生が登壇
トビタテ派遣留学生は自由に留学計画を描いて奨学金に応募した。だからこそ渡航先やテーマは多彩な内容となっている。今回のイベントでは青森県出身のトビタテ生らが登壇。リアルな留学の経験や、現在どのように留学が活かされているかが語られる。
■留学経験者から海外留学の体験談を聞く機会を提供
文部科学省は隔年で日本の高校生留学者数などの調査を実施。そのデータからはコロナ禍により、高校生と大学生の留学者数が大幅に減少していることが伺える。身近な友人や先輩から海外留学をした体験談を聞ける機会も少なくなっている。トビタテ!留学JAPANは先輩の留学体験談や留学を応援する大人たちからの力強いエールを青森の人たちに贈り、青森県の留学機運を盛り上げたいと考え、今回のイベントを企画した。
■生徒・学生対象の返済不要の奨学金の給付を実施
また、トビタテ!留学JAPANが運営する官民協働海外留学支援制度「新・日本代表プログラム」では生徒・学生を対象とした、返済不要の奨学金の給付を実施しており、今回のイベントでも周知していく(高校生等対象、大学生等対象ともに、4月に新1年生の応募を受け付ける)。小中学生から高校生、大学生をメインターゲットに、保護者、教育関係者、また若者の留学を応援したい人なら、誰でも参加歓迎のイベントとなる。
<青森県からトビタテ!留学応援トークイベント 概要>
日時:2024年3月26日(火)15:30〜17:00(15:10開場)
形式:対面・YouTube配信
※イベントの様子をYouTubeで同時配信
会場:リンクモア平安閣市民ホール(青森県青森市柳川1丁目2-14)
※JR青森駅正面口徒歩3分
対象:小中学生、高校生、大学生、保護者、学校関係者、留学に関心のある人
※未成年の人は保護者の許諾を得てから参加フォームに登録する。
来場申込:3月25日(月)23:59までにイベント詳細ページの所定フォームから申し込む
主催:文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクトチーム
後援:青森県、青森県教育委員会、青森市教育委員会
【内容】
15:10 開場
15:30〜15:40 開会、主催者からトビタテや最新の留学事情などについて紹介
15:40〜16:10青森県出身者のトビタテ生による留学体験談の発表、質疑応答
16:10〜16:50 宮下知事と王林さんによるパネルトーク、質疑応答
16:50〜17:00 記念撮影、終了
※予告無く当日のスケジュール・内容を変更する可能性がある。
※イベント中の写真・映像撮影は、お控えいただくようお願いします。
※イベントにはトビタテ公式カメラが入るほか、メディアによる撮影も行われる。
お顔映りNGの人は受付にて必ずお申し出ください。
【ゲスト プロフィール】
◎王林さん
1998年青森県弘前市生まれ。
小学3年から「弘前アクターズスクール」に入り、2007年から『アルプスおとめ』、2013年に姉妹グループの『りんご娘』に7期メンバーとして加入し、2022年3月までリーダーとして活動。2022年にはアメリカ・ロサンゼルスに短期でダンス留学を果たす。青森県をこよなく愛し、第一次産業や地方活性化のために芸能活動に情熱を注いでいる。
◎青森県知事 宮下宗一郎氏
1979年5月13日青森県むつ市生まれ。
2003年3月東北大学法学部卒業。同年4月国土交通省入省。
2012年6月外務省出向。 在ニューヨーク総領事館領事として約2年間勤務。
2014年6月むつ市長当選(史上最年少35歳)。8年8か月間むつ市を「経営」。
2023年6月青森県知事就任。
「若者が、未来を自由に描き、実現できる社会の実現に向け、国内外を飛び回っています!」
【青森県出身トビタテ生 プロフィール】
◎大高優花さん 高校生等対象 8期生 青森県立青森高等学校 1年生
渡航先:カナダ ケロウナ
期間:2023年7月24日〜8月25日(1か月間)
留学テーマ:フードバンクを広めて貧困者の犯罪を減らしたい!
フードロスが先進国の中でも最も少ないカナダに留学し、語学を学びながら、フードロス削減やフードバンクの実態調査をした。食品の配布等のボランティアを行うなど、日本にフードバンクを広めるために必要なことを経験。また、留学前に高校で寄付を募った『日本の魅力が伝わる食品」を持参し、日本の魅力も伝えてきた。
◎平田幹太朗さん 高校生等対象 8期生 八戸聖ウルスラ学院高等学校 2年生
渡航先:フランス アンジェ地方
期間:2023年10月1日〜10月21日(3週間)
留学テーマ:哲学大国フランスで本場の哲学の授業に触れ、哲学がフランス人にどんな影響をもたらしているのかを探究しに留学。現地の高校に通い、哲学の授業を受けたり、街へ出てインタビュー調査を行ったりした。
◎肴倉ほの花さん 高校生コース 5期生 上智大学 法学部 地球環境法学科2年生
(青森明の星高等学校在学中に留学)
渡航先:米国 ニューヨーク
期間:2019年7月〜2019年8月(3週間)
留学テーマ:「国籍や人種による考え方の違い」に興味を持ち、人種のるつぼNYへの留学を決意。語学学校のほか、ブロードウェイダンスセンターでは様々なダンスに挑戦。国連本部のツアーにも参加し、SDGsや国際問題を学び総会議場を見学したことがきっかけとなり、国際関係を学ぶ進路を選択。現在は、国際海洋法や環境法、マイノリティの権利について学んでいる。
◎平井開汰朗さん ㈱日本空港コンサルタンツ国際業務本部所属
(青森市立浪岡中学校在学中、千葉大学大学院在学中に留学)
渡航先:ベルギー、フランス
期間:2014年9月〜2015年8月(1年間)
世界で活躍する建築士になるために、「日本らしさ」を探究。中学時代に浪岡地区主催の国際交流事業で11日間の米国研修に参加し、異文化交流の魅力を知る。弘前高校を経て、千葉大学大学院在学中にベルギー、フランスで建築を学びインターンシップを経験。世界で活躍する日本人建築家に期待されることを知るため、欧州と日本のデザイン思考を比較し「日本らしさ」を探究。その後、インドネシアでも研究留学を経験。現在は、所属企業でホーチミンの新国際空港建設案件を担当し、日本とベトナムを行き来している。