アルファシステムズは、大学向けに授業を録画して復習で活用できる「授業録画配信ソリューション」および同社独自の付加価値となる「運用自動化オプション」の販売を開始した。
文部科学省「学術情報基盤実態調査」によると、全国の約半数の大学で、授業を録画して配信する「授業のデジタルアーカイブ化」が導入されており、場所や時間を選ばず復習ができる仕組みが定着してきている。また、大学入学を控える中高生世代では、スマホやタブレットを使った視聴学習が日常的に行われており、今後、大学における利活用は益々進んでいくものと考えられる。
同社は、2021年度に東北工業大学にフォトロンの製品(Spider Rec、CLEVAS)と各種AV機器等を組み合わせたシステムを導入している。今回、3年間の運用経験で得られたノウハウを活かして全国の大学に「授業録画配信ソリューション」として営業展開することとした。
また、同社独自の付加価値として「運用自動化オプション」の提供を開始する。運用自動化オプションを利用することにより、授業の録画、授業が行われているか否かの仕分け、および学修支援システム(LMS)への公開までを自動で行うため、教員は普段通り授業を行うだけでよく、職員の手間を削減することができる。
また、定期的なタイミングで動画が公開されるため学生は復習の計画を立てやすく、授業録画配信ソリューションの利活用を促進させる。