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STEM分野の職業探究キャリア教育プログラム、「STEM職業に興味あり」と回答した中学生女子が実施後に約3倍に

2024年2月1日

公財・山田進太郎D&I財団は、昭和女子大学附属中学校と連携し、STEM分野に焦点を当てた、中学生向けの職業探究プログラムの実証実験を兼ねたオンラインイベントを昨年12月に同中学校の2〜3年生を対象に実施、272人から回答を得た調査結果を公表した。

今回の調査では「学校において全員参加の形で、かつ、登壇者や協力する企業への負担が比較的軽減されやすいオンラインで、理系の女性ロールモデルが登壇する理系体験を提供することでどの程度、生徒のSTEM分野の学びや職業への興味関心が変わるか」を検証するために、同学校の生徒・教員とSTEM分野で活躍する女性ロールモデル3人の協力を得て、STEM分野の職業を探究するオンラインイベントを実施し、事前と事後の2回、アンケート調査を行い、意識の変容等を分析した。

 

 

 

■オンラインイベントの開催で生徒がSTEM分野の職業に就くことへの興味関心が実施後に約3倍増えるなど、STEM分野へのイメージが改善

本プログラムを実施後、STEM系の職業に就くことに関心を持つ生徒(関心度が5段階のうち、4-5と回答した)の割合は、実施後に約3倍に増えた。特に、「女性に向いている」(約9倍増加)、「親しみやすい」(約4倍増加)の2項目で大幅なイメージの改善が見られた。

 

【オンラインイベント実施前/実施後アンケート(STEM系職業への関心)】

 

 

【オンラインイベント実施前後アンケート(「女性に向いている」イメージ)】

 

 

 

【オンラインイベント実施前後アンケート(「親しみやすい」イメージ)】

 

 

 

■オンライン形式の有効性が明らかになった一方、継続的な体験機会の提供など、創意工夫の必要性も浮き彫りに

教員アンケートの結果から、オンライン実施により、国内・海外問わず多忙な講師に依頼が可能となったことや、一度に多くの生徒が参加できたことが評価された。

一方で、オンラインでは講師の熱量が伝わりづらいことや集中力を保つのが難しいなどの課題もあり、登壇者との質疑応答時間を増やすなど、より双方向性の高い授業とするための改善点や、同様の取り組みを継続することの重要性も示唆された。

本調査の完全版は、財団公式サイトで公開している。

 

◾️「STEM分野のオンライン職業探究キャリア教育プログラム」実施概要

日 時 2023年12月12日(火)13:00〜15:00

実施方法 Zoom配信

対象者 昭和女子大学附属中学校の2年生および3年生

登壇者

  • 岡田 久仁子氏(宇宙開発分野)
  • 浜田 紗綾子氏(AI関連分野)
    井口 恵氏(制御工学分野・ドローン関連)
  • 大洲 早生李(山田進太郎D&I財団)

イベント内容

  1. STEMワールドを旅しよう(山田進太郎D&I財団)
  2. STEM分野の職業探検 (登壇者によるパネルディスカッション)
  3. STEM分野の職業をもっと探究!ブレイクアウト・セッション(宇宙開発、AI、ドローンの3つのセッション)
  4. 質疑応答/振り返り

 

▶︎イベント公式ページ

 

公益財団法人山田進太郎D&I財団

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