デジタルアーツは、「i-FILTER」及び「i-FILTER@Cloud」(以下、「i-FILTER」シリーズ)の機能拡充を行い、1月31日から提供開始した。
今回、学校・教育委員会向け機能を3つ、企業・官公庁・自治体向け機能を3つの計6つの機能拡充を行った。これにより、より強固な情報漏えい対策と柔軟な設定によるユーザビリティ向上・運用負担の軽減を目指す。
また、同社では、教育関係者向けに、ICT端末を安心・安全に活用するための「i-FILTER」徹底解説セミナーを2月20日に開催予定。
「スケジュール機能」は、任意の日付、曜日、時間を管理画面上に入力することで、フィルタリング設定を簡単に切り替えることができる。教育現場では、通常授業時と夏休みなどの長期休暇で、運用設定を切り替えている場合が多いため、事前に細かいスケジュール入力を行える仕様にすることで、切り替え直前のタイミングでの操作が不要となり、利便性が高まった。
「YouTubeチャンネルID制御機能」では、視聴して良い動画、または視聴を制限させたい動画がチャンネル単位で設定可能に。YouTube Data APIを利用し、対象のチャンネルにアップロードされた動画IDを自動で取得して共通リストに追加することで、動画単位での管理が不要となり、管理者の運用負担の軽減が期待できる。
GIGAスクール版に搭載している「見守りフィルター機能」では、「自殺」「家出」「見守り」の3タイプのフィルター設定に「いじめ」が加わった。ネットいじめは昨今増加傾向にあり、支給端末を使ったいじめも大いに考えられる。本機能では、いじめ関連のサイトへのアクセスやSNSなど、ネットへの書き込みを検知し、管理者にメールで通知することで、ネットトラブルの未然防止に寄与する。
「f-FILTER」連携は、DLP・ファイル転送サービス「f-FILTER」と「i-FILTER」を連携することで、「i-FILTER」経由で「f-FILTER」の機能の一部を、オプションとして利用できるもの。これまで連携されていた「DLP機能」に加え、新たに「上長承認機能」、「ファイル判定機能」が実装された。「DLP機能」での判定に加え、「ファイル判定機能」による過去のアップロード履歴からの危険度の判定や、「上長承認機能」により最終的な確認において人の目を介在させるワークフローを実現。これら3ステップの厳密なチェック体制により、これまで以上に強固な情報漏えい対策が期待できる。
「ファイルフィルター機能」は、管理者が設定した拡張子・サイズのファイルのみ、ユーザーがアップロードまたは、ダウンロードできる機能。従来はファイルアップロード時に特化した機能だったが、ファイルダウンロードも対象とすることで、様々なシーンに合わせた制御を可能にした。
NEXT GIGA、校務DXで求められているセキュリティ対策のポイントを解説し、Webセキュリティ製品「i-FILTER」をデモを交えて紹介する。同製品のおすすめ設定や、教育機関向けの最新機能(YouTube制御、利用時間制限、校務DX向け機能など)、他社フィルタリング製品との比較等を伝える。
日 時 2月20日(火)15:00~15:50
参加費 無料
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