ベンキュージャパンはこのほど、ビジネスおよび教育機関向け多機能電子黒板の新製品として、BenQ製品で初となるGoogle EDLA(Enterprise Devices Licensing Agreement)認証を取得した「BenQ Board RP04/RM04」を発売した。価格はオープン。
Google PlayストアからインストールしたアプリやGoogle Workspace for Educationのアプリを活用できる。さらに、独自のアプリとして、ワイヤレス画面共有アプリや注釈メモツールアプリ、ホワイトボードアプリも備える。
教室等での使い勝手にも配慮し、給電機能も備えたUSB Type-C端子類は本体側面に配置した。解像度4K UHD(3,840×2,160)、サイズは65型/75型/86型(86はRP04のみ)を用意した。
Googleが2022年に導入したプログラムであるGoogle EDLA認証を取得したAndroid OS(Android 13)を搭載。オンライン会議アプリをはじめ、多様なアプリをGoogle Playストアからインストールでき、BenQ Boardをまるで“大画面のAndroidスマートフォン”のように利用できる。
また、Google Playプロテクトも使用でき、Google Chromeのセーフブライジング機能やアプリのスキャン機能を活用することで、BenQ Boardのデバイスとしての安全性を確保することができる。
PC・タブレット・スマートフォンなどのデバイスに対応し、会議や授業の参加者への画面共有や、逆に端末の画面をBenQ Boardにワイヤレスでミラーリングすることも可能。
他のアプリで表示しているコンテンツ画面上に、ペンで注釈メモを書き込んだり、画面をキャプチャしたりすることができるアプリ。会議中に活用することで、ディスカッションをより効率的かつインタラクティブに行うことが可能になる。
蛍光ペンや付箋、作図に便利な定規やコンパスなどの各種ツールに加え、会議やプレゼンテーションで役立つタイマーやストップウォッチ、抽選機能なども備える。
また新たに、挿入した画像内のテキスト読み上げや多言語翻訳機能のほか、「BenQ Board RP04」では画像内の文字をテキストデータとして抽出するOCR光学文字認識機能も搭載している。さらに、BenQ Board上でこれらの各種アプリを使っている様子は、オンライン会議アプリで参加者のデバイスにそのまま画面共有することが可能。
ユーザーアカウントごとに情報管理できる、セキュリティの高さを備える。IAMにより、管理者がBenQ Boardのユーザーアカウント一括作成やユーザーアカウントごとの権限設定をブラウザ経由で行うことができる。また、AMSではユーザーアカウントごとに壁紙やアイコンの設定といった個人設定が可能で、BenQ Board内でユーザーごとの切り替えができる。新たに追加されたゲストモードでは、ゲストのログアウト後にデータが自動で消去される。
BenQ BoardのCPU、メモリの使用率や輝度などの状態把握や電源のON/OFF、ソフトウェアのセットアップ、更新などについて、クラウド上で一括管理できるため、メンテナンスにかける作業時間とコストを大幅に削減できる。