エルメス財団は、3月25日〜3月30日の期間、中高生を対象に春のワークショップ「スキル・アカデミー:土に学ぶ、五感で考える」を開催する。1月16日から参加者募集を開始した。応募締切は2月18日。
プログラムは、「A: 足下でうごめく生態系」「B: 土のうつわ」「C: 食事のまえとあと」「D: いまここにある大地」「E: 土で建てる」の5テーマで構成され、身近な土について、土の中の生物、土の料理、土器などの多様な角度から深く学ぶ。
「スキル・アカデミー」とは、自然素材にまつわるスキル(職人技術や手わざ)の伝承、拡張、知識の共有を目指すエルメス財団プログラムのひとつ。ワークショップと書籍を通し、学際的な学びのプラットフォームを提案するもので、2024年は「土」に焦点を当てている。また、本アカデミーは、アーティスト、エンジニア、研究者、職人といった異なるスキルを持った専門家たちが「土」のもとに集まる特別な機会を、トークセッションや勉強会などの形でも設けている。
2024年度の春のワークショップでは、対象の中学生から高校生といった10代の学生が五感をフルに使って体感でき、15人の少人数で探究する濃密な一日となっている。また、校外だからこそ出会える多様な分野のプロフェッショナルが講師として登場し、例えば、「土の舞台の上で、昆虫とダンサーはどのように響き合うのか?」「縄文からエチオピアまで続く土器はどんな旅をしたか?」などの魅力的なテーマ、かつ意外性のある組み合わせで「五感」を刺激し、今までにない感覚や思考が湧き出る仕掛けを随所にちりばめているという。
同財団では、この活動を通して、次なる未来を構築していく学生や子供たちに素材との持続可能な関係を築く力と身体的な感性を養い、柔軟で展開力のある探求心と批判的に思考する力を育む機会を提供するとしている。
1月16日(火) 応募開始
2月18日(日) 応募締め切り
2月29日(木) 抽選結果発表
5つのワークショップの中からいずれかを選択して、参加動機を添えて応募フォームより申し込む。抽選で当選者を決定する。参加者は、3月24日のオリエンテーション、6月9日の振り返りセッションにも参加する。
◆詳細・応募フォームはこちらから
エルメス財団 スキル・アカデミー