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コトバンク、校務DXサービス「KOOM時間割クラウド」を販売開始

2024年3月1日

コトバンクは2月27日、中学校・高等学校の授業カリキュラムを自動生成する校務DXサービス「KOOM時間割クラウド」の販売を開始した。6月までの申し込みで年間利用料が無料となるキャンペーンも実施している。

本システムは、昨年6月にβ版をリリース。その後、約35校の私立中高校でトライアルを実施し、活用効果を検証した。同社によれば、本システムの活用により、これまで一部の教員に負担が偏っていた時間割作成業務を効率化し、作業時間を150時間(※)ほど削減できるという。また、時間割確定後の運用フェーズにおいても、日課管理業務をデジタル化することでコミュニケーションコストが削減できる。

(※) 教員数を100人と仮定した際の勤務可能日調査(-50時間=(=100人×30分)、コマ作成及び配置(-100時間)と仮定

 

 

■負担感の強い校務「時間割作成」

時間割作成業務は教員の業務配分を決める重要な要素であるとともに、その作成には多くの時間を要す。複数の教科、正規・非正規含めた複数の教員、学校行事や変則的なカリキュラムなど各学校の独自性が強いため、これまでにも市販のソフトウェア等が存在していたものの、複雑な要求に対応しきれず、限られた教員のみで対応することが通例となっていた。

 

<課題の例>

私立有名進学校の場合

  • 例年、2,3月に200時間ほどかけて作成
  • 教員100名、36クラス、50施設、15教科の組み合わせをパズルのようにはめていく

<教員の声・具体的な課題>

  • 本業でない(生徒と向き合い教育する)のにとにかく時間がかかって大変
  • 一部教員に負荷が集中し、複雑すぎて引き継ぎができない
  • 細かなシフト調整、配慮して調整する余裕がない。その結果適切な人員配置や手配にも影響している

 

同社は「教育に、最高の道具を」をビジョンとして掲げ、EdTechカンパニーとして、英語教材に対応し、授業に活用できる音読指導アプリ「リピートーク」を運営している。その過程で多くの現場教員と対話する中で、特に負担感の強い校務である「時間割作成」に対する課題を聞き、今回のサービス開発につながったという。

 

■シフト調整から日課管理までクラウド完結で時間割業務を削減

「KOOM時間割クラウド」の主な特長は以下のとおり。

 

 

◎クラウドによる協調・分散入力

勤務希望日の把握に、紙やエクセルを利用する必要がない。専用のフォームから教員一人ひとりが直接予定を入力することで管理が容易に。施設や教科の入力も同様。

◎クラウドによるコマ配置

わずか10分で数パターンの時間割を作成できる。出力された時間割を比較し、最適なパターンを選ぶことも可能。コマの配置アルゴリズムでは「山登り法」という局所探索アルゴリズムの応用である「焼きなまし法」と「反復局所探索法」 を使って解を探索している。

◎日課管理のサポート

年に一度の時間割作成だけでなく、日々のスケジュール管理や、試験監督の調整にも利用できる。生成された表は、URLで生徒や教員に共有できる。

 

■年間利用料無料キャンペーン情報を実施

「KOOM時間割クラウド」の販売開始に伴い、国公立中学校・高等学校向けに「年間利用料 無料キャンペーン」を実施する。2024年3月〜6月の申し込み限定。

▶︎詳しくはこちら

 

KOOM時間割クラウド

コトバンク株式会社

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