さつきは12月27日、同社の電子黒板「MIRAI TOUCH for ChromeOS Flex」を導入した、福岡市教育委員会(福岡市立西都北小学校)と奈良教育大学附属中学校の事例を公開した。
2校では、導入されてから教員の授業の仕方や子供たちの反応が大きく変わり、これまで以上に個別最適化された学びや協働的な学びを促進できるという。
※インタビューより抜粋
福岡市の小中学校では Chromebook とプロジェクターを授業で使用している。しかし、プロジェクターではどうしても教員たちのPC画面を投影するだけになってしまい、画面をタッチして操作できないことが課題だった。また、プロジェクターのスクリーンが授業で使用する黒板の約半分を占拠しており、黒板を使いたい教員にとって、字を書くスペースが少ないことが課題視されていた。
ChromeOS Flex を搭載した電子黒板「MIRAI TOUCH for ChromeOS Flex」を導入することで、教員たちの書けるスペースが広がったことはもちろん、電子黒板上で Google Workspace for Education の利用が可能に。電子黒板と子供たちが持っているタブレットをシームレスに連携し、これまで以上に授業が効率的に進められるようになった。Chromebook で制作したものを投影できるようになったことで、子供たち一人ひとりが自分の考えやアイデアを図やグラフを使って自由に発表する授業に変化した。
新しいICT機器を導入する際は機器の運用・管理についての問題があるが、「MIRAI TOUCH for ChromeOS Flex」であればウェブベースの管理コンソールからユーザーやデバイス、授業で使用するアプリの導入と管理、端末に関する様々な制御を管理者が一元的に行うことが可能。Googleからのサポートも受けられるので、安心して使用できる。
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※インタビューより抜粋
子供たち一人ひとりに個別最適化された学びや協働的な学びを促進するために、「授業でどのようにICT機器を活用するべきか」を、教員たちで議論。他メーカー製品との比較検討を実施する中で、一番使いやすく書き心地が良かったのがミライタッチだった。教科書や資料などを電子黒板上に投影できる「実物投影機」機能も評判であった。
今までの黒板やプロジェクターを使った授業であれば、教員が喋っていることを一方的に聞く「インプットが多い授業」であった。しかし、電子黒板を活用することで、生徒がアウトプットできる機会が今まで以上に増えた。教員の中には電子黒板でクイズアプリを使用して、「今日学んだこと」のクイズを出題する人も。その教科が苦手だった生徒が、クイズに積極的に答えている姿も見られるように。クイズをきっかけに苦手教科への関心を高めていけるアプローチができるのも電子黒板ならではだと思う。
生徒がChromebook で作った各自の課題も「MIRAI TOUCH for ChromeOS Flex」であれば、ワンタッチで連携できて簡単に投影することも可能。電子黒板の導入前も、Chromebook で取り組んだ課題をプロジェクターを使って投影することはできたが、上手に投影できなかったり、画面も小さくて見にくかったり、部屋を暗くする必要があるので発表する生徒の顔も見えなかったりと、使いにくかった。その点が改善された。
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