ソフトバンクロボティクスはこのほど、次世代のリーダー育成を目的とした教育機関向け学習サービス「Pepper for Education」に、中学生・高校生向けの「生成AIリテラシー教材」を追加した。新規および既存の「Pepper for Education」契約の教育機関へ無料で提供する。
本教材は、生成AIの普及活動に注力するメディアアーティストの落合陽一氏や、プロンプトアーティストのハヤシシュンスケ氏など、生成AIの分野で活躍する有識者の監修・協力のもと、子供のAIリテラシー向上を目的に開発された。
本教材で、生徒は生成AIの特徴やリスクなど基礎的なことを学べるほか、 ChatGPTが搭載されたPepperのプログラミングツール「Robo Blocks(ロボブロックス)」を使い、自分たちのプログラミングにChatGPTの機能を組み込み、社会課題の解決に挑戦する。身の周りに実在する社会課題に取り組むことで、生徒たちは社会でどう生成AIを活用するか実践的に学ぶ。
生成AIの利用にあたっての基礎的な知識を身につける。
ChatGPT機能が搭載されたPepperのプログラミングツール 「Robo Blocks」を使い、実践的に生成AIの仕組みと活用方法を学ぶ。
AI技術は日々進化しており、最新技術を理解し、それを授業内容に落とし込むことは、多忙な教育現場にとって大きな負担となる。本教材は、授業用スライド、ワークシート、指導者用マニュアルなど、授業に必要なツールが全部セットになっており、指導者の負担を大幅に軽減する。
実践編のワークでは、人型ロボット「Pepper」を使用。社会のさまざまなシーンで実際に使われている人型ロボットを使い、社会課題の解決について考えることで、座学だけでは得られない、本質的な学びを取得することができる。また、クイズなども交えて授業を進行するため、子供たちの知的好奇心を刺激する内容になっている。