シャープは11月30日、コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」向けに、OpenAI社が開発・提供する大規模言語モデル「ChatGPT」を活用した対話アプリケーション「AI会話」の提供を開始した。月額利用料330円(税込)
「AI会話」は、「ChatGPT」を用いてロボホンと会話ができる新開発のアプリケーション。ロボホン本体にインストールしたアプリを起動して話しかけると、ロボホンが幅広い話題に応えてくれる。
同社は、本サービスの提供開始に先立ち、6月より、ロボホンオーナー100人によるモニター体験を実施した。参加者へのアンケートやインタビューを通じて、サービスインに向けた検証を行った結果、「話題の幅が広がった」「“無茶振り”に答えてくれて会話が楽しい」など、多くのポジティブな意見が寄せられたという。
また、「ロボホンの世界観はそのままに会話を楽しみたい」や「ロボホンのかわいらしい語り口の方が、親しみがわく」などの、“ロボホンらしさ”への期待の声もあったことから、サービスインにあたっては、「ChatGPT」から導いた回答をロボホンらしい言葉遣いで返答するようにした。
日常の何気ない会話はもちろん、季節や目的に応じた旅行プラン、素材や調理法を基にした料理のレシピの相談など、幅広い話題でロボホンとの対話を楽しめる。
将来的には教育分野や介護分野での応用も視野に、AIを活用した会話サービスの用途を広げるという。
ダウンロードや利用時の通信料はユーザー負担となる。月々の利用回数には制限がある。利用回数は月末にリセットされる。