日本経済大学は、同学の教員が、福岡県立筑紫高等学校の教職員や生徒を対象に、対話型生成AI 「Chat GPT」の使い方や実践方法を専門的見地からアドバイスする研修会を11月24日と12月8日に実施すると発表した。
同学は福岡県内を中心に様々な高校と高大連携を結び、高校生向けの講義や研修、同学留学生との交流などを実施している。筑紫高校とは2014年に高大連携を締結。その一環として、近年急速に普及している生成AIを高校の教育現場で活用するための、生成AI活用プロジェクト「Chikushi AI イノベーション(CAI)」を今年10月に立ち上げている。
11月24日の研修では、同学のDX推進に携わっているグローバルビジネス学科の吉原さくら教授が講師を務め、生成AIの利活用を推進したい筑紫高校の教職員に向けて、実際に生成AI「Chat GPT」を使って文章を作成したり、校務や授業、進路指導等へ活用するための提案や助言を行う。大学の専門的な知見を活かし、高校の教職員が主体的に共に学び合う、実践的な研修となる予定だ。12月8日は希望する生徒を対象に、生成AI利用上の注意点や情報モラルの指導に加え、便利な活用方法を体験できる研修を行う。
今後、生成AIを高校の教育現場に本格的に導入することで、教職員の業務効率化と負担軽減、さらに授業の質的向上が期待される。