CBT試験を実施運営するオデッセイコミュニケーションズは11月20日、「デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験」の配信を開始した。
一社・日本支援技術協会が主催・認定する「デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験」(Digital Accessibility Advisor/略称:DAA)は、障害がある方や高齢者のICT機器の利活用をサポートするために必要な知識とスキルを評価する試験。同社が提供するOdyssey CBT配信システムを経由し、全国300カ所以上の試験会場でCBT試験が実施される。
AIやIoTなどの進化により、サービスや製品の使いやすさは著しく進歩する一方で、支援が必要な場で十分に活用されていない実情がある。そこで、デジタルデバイスと障害の両方を理解した上でコーディネートできる人材を育成し活躍の場を広げるために立ち上げられたのが本認定試験。
デジタルアクセシビリティの知識を持つ支援者を数多く認定・輩出することで、支援を必要とする人とアドバイザーが出会う確率を向上させることを目指す。合格者には「オープンバッジ」が交付される。また、デジタル庁が普及を進める「デジタル推進委員」にも登録が可能だ。
年齢、学歴、国籍等に関係なく誰でも受験できる。想定される受験者は、作業療法士、特別支援教育教員、職場適応援助者、家電量販店や携帯電話事業者の説明員、当事者、ご家族、教員、学生、一般企業の情報システム・人事・経営層など。
障害のある受験者に対しては、マウスやキーボードの持ち込み、設定の変更、問題文の拡大、筆談対応といった支援サービスを用意している。
自分自身や家族などの身近な人、家電量販店や通信機器店で商品を販売する人など、地域でICT機器利用を支援・提案するために必要な基礎的な知識や技術を認定する「Basicレベル」と、業務としてICT機器利用や支援技術を提供する際に必要になるケース別スキルやコーディネートする知識や技術を認定する「Standardレベル」がある。
受験料はBasicレベルが5,500円、Standardレベルが7,700円となっている。
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