帝京大学大学院教職研究科は日頃の教育実践や研究成果を広く公開するため「教職大学院フォーラム」を毎年実施している。15回目となる今回は「不登校の理解と支援~多様で適切教育機会を保障するために~」をテーマに12月2日(土)、帝京大学八王子キャンパスで開催する。
■不登校児童生徒数は10年連続で過去最多に
全国の小中学校における2022年度の不登校児童生徒数は前年度から5万4108人(22.1%)増の29万9048人となり、過去最多を記録するなど10年連続で増加している。こうした状況の中、2017年に「教育機会確保法」が施行され、不登校児童生徒に対して多様で適切な教育機会の保障が重視された。
■不登校に対する具体的な支援のあり方や課題について考える
今回のフォーラムでは不登校支援に関わるさまざまな立場の人を招き、支援現場からみた不登校の現状と理解、具体的な支援のあり方や課題について語られる。会場の参会者や教職研究科学生・教員とともに不登校について考え、理解を深めることで望ましい支援のあり方を模索する。
<実施内容>
1.開会
主催者挨拶および趣旨説明
2.基調講演
不登校の現状と「教育機会確保法」を踏まえた不登校への多様な支援について
【講師】伊藤美奈子氏(奈良女子大学教授)
3.教職研究科の学生による研究発表
学校における不登校の理解と支援について
4.パネルディスカッション
支援現場からみた不登校の現状と理解、具体的な支援のあり方・課題について
【パネリスト】
学識経験者、スクールカウンセラー:伊藤美奈子氏(奈良女子大学教授)
中学校現場、特例校:前田浩氏(世田谷区立世田谷中学校校長)
教育委員会、バーチャル・ラーニング・プラットフォーム:山本勝敏氏(多摩市教育委員会教育部参事)
小児科医:藤井靖史(帝京大学大学院教職研究科教授)
【コーディネーター】
前島正明(帝京大学大学院教職研究科准教授)
<イベント概要>
名称:第15回 帝京大学教職大学院フォーラム~子どもを見つめて~
開催日時:2023年12月2日(土)13:00~16:55(受付は12:30から)
会場:帝京大学八王子キャンパス 小ホール(ソラティオスクエア地下2階)
主催:帝京大学大学院教職研究科
対象者:教職員、教育委員会等学校教育関係者、大学・大学院生、保護者など
参加費:無料
申込方法:以下のフォームから申し込む。
申込締切:2023年11月26日(日)
備考:イベントチラシ