イーストは11月8日、青山学院初等部(東京都渋谷区)における音読アプリ「Qulmee」の活用事例を公開した。
Qulmeeは音読の課題配信から評価までを網羅する学習クラウドサービス。生徒は発音判定AIを利用して発音練習ができ、教員は生徒の音読を評価する際、AIによる判定結果を確認できる。
同校は、「場所や教材で活動の幅が制限されることなく、より自由に、よりアクティブに英語学習ができないか」と模索した結果、2020年にQulmeeを導入。3年生から6年生までの4学年にわたりQulmeeと辞書アプリDONGRI(英和辞典がQulmeeと連携)を利用している。
従来の同校における音読練習は、CALL教室が利用できる際に行うなど、練習の機会が限られていた。1人1台の端末にQulmeeが導入されたことにより、授業だけでなく家庭でも音読練習が可能になった。
Qulmeeでは音声を聞くだけでなく、発音の評価まで行えるため、やればやるほど上達を実感し、繰り返し練習してくる児童も多い。児童のコメントには「英語が理解できるようになり、授業がもっと楽しくなった」とあり、モチベーション向上にもつながっているという。
児童が自ら英文を入力し音読する「自己学習機能」をスピーチ練習で活用。原稿を修正したい場合はすぐに反映でき、正しい発音を確認できている。また、原稿を入力していくうちに、大文字や小文字、ピリオドのルールが身につき、タイピングの能力が向上するなど、副次的な効果も見られたという。
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