教育事業を提供するエージェントは、文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)の指定を受けた栃木県立大田原高等学校と連携し、生徒たちの発信/発想力を育むプレゼン授業を実施した。
大田原高等学校はSSHとして先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取り組みを推進しており、また創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取り組みを実施している。
当日は約150人の生徒が参加した。同校では2、3年生の2年間を通して実施する課題研究プログラムの一環で、生徒たちがポスターセッションの実施や研究成果の発表を行うことに際し、プレゼンの基礎となる「伝え方」を学ぶ機会を提供した。
実施後のアンケートでは「もっと早く知りたかった」「これからの社会に出ていく人としてとても良い経験となりました」と教育現場で「伝え方」を学ぶことに前向きな声が多数、寄せられたという。
課題研究等探究活動において、課題発見や課題解決など探究のプロセスだけでなく、研究内容等を正確かつ魅力的に発信する「表現力」も非常に重要です。この「表現力」に関して、生徒だけでなく教職員も専門的な研修を受けていないのが現状でした。
専門家による今回の講義は、生徒のプレゼンテーション能力の向上だけでなく、我々教職員の資質能力の向上につながる貴重な機会となりました。今回の学びを今後の探究活動に生かしていくと共に、生徒たちが将来、自信をもって情報発信のできる人物へと成長していくことを大いに期待しています。