文化庁は、2022年度「国語に関する世論調査」の結果を公表した。
本調査は、現在の社会状況の変化に伴う日本人の国語に関する意識や 理解の現状について調査し、国語施策の立案に資するとともに、国民の国語に関する興味・関心を喚起する目的で1995年から毎年実施されている。
既存の言葉を使った短い言い方で、新しい意味や使い方が辞書に記載されている「寒い(=冗談などがつまらない)」「盛る(=より良く見せようとする)」「引く(=異様だと感じてあきれる」)「詰んだ(=どうしようもなくなった)」「推し(=気に入って応援している人や物)」の5つの言葉について、使うことがあるか聞いたところ、 70%が「引く」を使うことがあると回答。「盛る」「寒い」も各53.3%、50.2%、「推し」は 49.8%、「詰んだ」も30.5%が使っていることがわかった。
特に、「引く」「盛る」「推し」に関しては、他人が使うことが気にならないと考える人も8割台に上る。